女郎
めろう
名詞
標準
bitch
文例 · 用例
道の兩側に女郎屋が竝び、子供心の好奇心で覗いて歩いた。
— 萩原朔太郎 『悲しい新宿』 青空文庫
その女郎屋の印象は、私の故郷上州で唄ふ盆踊りの歌「鈴木主水といふ侍は、女房子供のあるその中で、今日も明日もと女郎買ひばかり。
— 萩原朔太郎 『悲しい新宿』 青空文庫
芒の蓬々たるあれば萩の道に溢れんとする、さては芙蓉の白き紅なる、紫苑、女郎花、藤袴、釣鐘花、虎の尾、鶏頭、鳳仙花、水引の花さま/″\に咲き乱れて、径その間に通じ、道傍に何々塚の立つなどあり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
秋の野になくてかなわぬすすきと女郎花は、うら盆のお精霊に捧げられるために生れて来たように、涙もろくひょろりと立っている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
糸の如くに降りしきる雨の中にたたずんで、モミや落葉松の美しい木立に見とれる、この辺から、裾野式の高原を展開して、桔梗がさき、萩がさき、女郎花がひょろひょろと露けく、キスゲが洞燈のような、明かる味をさしている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
「とんと落ちなば名は立たん、どこの女郎衆の下紐を結ぶの神の下心」によって女郎は心中立をしたのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
紫※と女郎花とを択びて携え帰る。
— 伊藤左千夫 『草花日記』 青空文庫
半次呆れて、T「なーんでえ女郎の色文だ」 で一同もげっそりした。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
作例 · 標準
古典文学作品には、身分の低い遊女を指す言葉として「女郎」が使われることがある。
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彼女は、強い女性の役を演じながらも、時に「女郎」と揶揄されるような場面も巧みに表現した。
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現代ではあまり使われない言葉だが、昔の物語を読むと「女郎」という表現に出くわすことがある。
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