幻辞.com

薫物

たきもの
名詞
1
標準
incense
文例 · 用例
よき薫物たきて一人|臥したる。
太宰治 めくら草紙 青空文庫
某日豊雄が店にいると、都の人の忍びの詣と見えて、いとよろしき女が少女を伴れて薫物を買いに来た。
雷峯怪蹟 蛇性の婬 青空文庫
真珠の簾を垂れた窓からは薫物や香油の匂いがむせるようにもれてきた。
田中貢太郎 賈后と小吏 青空文庫
無邪気に娘はよく睡っていたが、源氏がこの室へ寄って来て、衣服の持つ薫物の香が流れてきた時に気づいて女は顔を上げた。
空蝉 源氏物語 青空文庫
ちょっとしゃれた作りになっている横戸の口に、黄色の生絹の袴を長めにはいた愛らしい童女が出て来て随身を招いて、白い扇を色のつくほど薫物で燻らしたのを渡した。
夕顔 源氏物語 青空文庫
よく使い込んであって、よい薫物の香のする扇に、きれいな字で歌が書かれてある。
夕顔 源氏物語 青空文庫
薫物が煙いほどに焚かれていて、この室内に起ち居する女の衣摺れの音がはなやかなものに思われた。
花宴 源氏物語 青空文庫
桜の色の直衣の下に美しい服を幾枚か重ねて、ひととおり薫物が焚きしめられたあとで、夫人へ出かけの言葉を源氏はかけに来た。
薄雲 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の貴族たちは、独自に調合した薫物を着物に忍ばせて香りを競い合った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
沈香や丁子を練り合わせた薫物の香りが、優雅な物語の背景を彩っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
薫物を焚くための専用の火取り香炉を使い、室内を上品な香りで満たす。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
2
標準
mixture of fragrant woods, etc. used for making incense
作例 · 標準
香木やスパイスを贅沢に混ぜ合わせて作る薫物は、古くから贈り物として珍重された。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
何種類もの天然素材を粉末にして練り上げる薫物の製法は、家伝として受け継がれてきた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
季節に合わせた薫物の香りが、和室の静かな雰囲気をいっそう引き立てている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview