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遺事

いじ
名詞
1
標準
reminiscences
文例 · 用例
『開元天宝遺事』に商山の隠士高太素、一時ごとに一猿ありて庭前に詣り鞠躬して啼く、目けて報時猿と為すと、時計の役を欠かさず勤めた重宝な猿松だ。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
(二葉亭の歿後、或人が西を訪問してその頃の二葉亭の遺事を聞きたいといったところが、西は頗る冷然として二葉亭とはホンの同窓というだけの通り一遍の浅い関係だからその頃の事は大抵忘れてしまったといういたって率気ない挨拶だったそうだ。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
霞亭の遺事は他日浜野氏が編述し、併て其遺稿をも刊行する筈ださうである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
しかし諸友はわたくしのために霞亭の遺事を捜索して未だ已まない。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
そして新に得たる史料に拠つて、霞亭の遺事を其後に追記しようとおもふ。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
眞志屋の遺物の中に寫本西山遺事並附録三卷があつて、其附録の末一枚の表に「文政五年|壬午秋八月、眞志屋五郎作秋邦謹書」と署した漢文の書後がある。
森鴎外 壽阿彌の手紙 青空文庫
眞志屋の遺物寫本西山遺事の附録末二枚の欄外に、壽阿彌の手で書入がしてある。
森鴎外 壽阿彌の手紙 青空文庫
壽阿彌が自筆の西山遺事の書後に、「姪眞志屋五郎兵衞清常、藏西山遺事一部、其書誤脱|不爲不多、今謹考數本、校訂|以貽後生」と云ひ、「文政五年秋八月、眞志屋五郎作秋邦謹書」と署してある。
森鴎外 壽阿彌の手紙 青空文庫
作例 · 標準
亡き師の遺事を丹念に拾い集め、一冊の追悼集を編纂した。
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その古刹には、開山の高僧にまつわる不思議な遺事が数多く語り継がれている。
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正史には記されていないが、郷土の英雄に関する遺事は今も人々の記憶に深く刻まれている。
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「祖父の遺事を聞くにつけ、当時の開拓の苦労がまざまざと偲ばれます」
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