志操
しそう
名詞頻度ランク #21157 · 青空 78 例
標準
principle
文例 · 用例
前川さんは、穏便主義でお姉さんは、志操堅固なんですもの。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
勤皇志士と薩長同盟 明治維新に活躍した勤皇の志士の中でも、その忠誠や志操が、何等報いられずして、中途で斃れた人が、何と多いことであらう。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
これ取りも直さず、世道の標準たるべき神聖の職にある人が、みずからその志操を忘却して乞盗に儔うるものなり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
そのうちに源氏|宥免の宣旨が下り、帰京の段になると、忠実に待っていた志操の堅さをだれよりも先に認められようとする男女に、それぞれ有形無形の代償を喜んで源氏の払った時期にも、末摘花だけは思い出されることもなくて幾月かがそのうちたった。
— 蓬生 『源氏物語』 青空文庫
然るに今本篇に接すれば其|所謂舞姫は文盲癡※にして識見なき志操なき一婦人にてありし。
— 石橋忍月 『舞姫』 青空文庫
志操堅固な杜だったけれど、どういうものかその夜の尿の音を思いだすごとに、彼はどうにも仕方のない興奮状態に陥ってしまい、その後もその度に、彼は哀れな敗残者となることを繰りかえした。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
* * さて、今日云うところの人造人間の方は、今のところ、甚だ志操堅固な、いわゆる堅造ばかりで、性的サーヴィスをやって呉れるのは、ないようである。
— 海野十三 『人造物語』 青空文庫
成程お勢はまだ若い、血気も未だ定らない、志操も或は根強く有るまい。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫