閑静
かんせい
形容動詞名詞頻度ランク #31293 · 青空 416 例
標準
quiet (e.g. neighbourhood)
文例 · 用例
そうしたヘルンの小泉八雲が、常に最も好んだ散歩区域は、寺院の閑静な境内だった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
それだから一見閑静な田舎に住まっていては、とても一生懸命な自分の仕事に没頭しているわけにはいかない。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
宅にいれば子供や老人という代表的|田舎者がいるので困るが、電車の中ばかりは全く閑静である。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
それから二三日たって、箱根のホテルからのB教授の手紙が来て、どこか東京でごく閑静な宿を世話してくれないかとのことであった。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
当時U公園にS軒付属のホテルがあったので、そこならば市中よりはいくらか閑静でいいだろうと思ってそのことを知らせてやったら、さっそく引き移って来て、幸いに存外気に入ったらしい様子であった。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
大橋より川上は小蒸気船の往来なくして、たゞ川船、伝馬、荷足、小舟の類の帆を張り艫櫂を使ひて上下するのみなれば、閑静の趣を愛して夏の日の暑熱を川風に忘れんとするの人等は、大橋以西、製紙所の上、川の南西側に榛の樹立の連なれるあたりの樹蔭に船を纜ひて遊ぶが多し。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
初めて尋ねた先生の家は白川の河畔で、藤崎神社の近くの閑静な町であった。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
こはこのままに去し難しと、泰助は亭主に打向い、「どこか閑静な処へ寝さして、まあまあ気を落着かしてやるが可い。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
作例 · 標準
この地域は住宅街で、日中も夜も非常に閑静で住みやすい。
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図書館の奥まった一角は、周囲の雑音が遮断されており、閑静で集中して作業できる。
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定年後は、都会の喧騒を離れて、閑静な田舎町でスローライフを送りたいと考えている。
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