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鼾声

かんせい
名詞
1
標準
snoring sound
文例 · 用例
人の鼾声や、犬の吠えるのがきこえる。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
風呂から上がり、姿見に向かい三人相顧みて、「随分黒くなったなあ」 この夜、吉岡髯将軍ビール二杯呑んだところが早速酔っ払ってしまい、自分から注文した名物の羊羹が来たのも知らずに、鼾声雷のごとくグーグームニャムニャ。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
馬鹿野郎め、と親方に大喝されて其儘にぐづりと坐り沈静く居るかと思へば、散かりし還原海苔の上に額おしつけ既|鼾声なり。
幸田露伴 五重塔 青空文庫
さうすると主人がひどい鼾声を掻き出した。
森鴎外 金貨 青空文庫
外に出て一応各部署を点検し終わると、ふたたび幕営に入り、雷のごとき鼾声を立てて熟睡した。
中島敦 李陵 青空文庫
源さんは左程の齢に達してゐたが、三十年の昔に私が見た時と別段変り栄えもなく、夜があけるとマサカリを担いで山へ赴き、日が暮れると大きな鼾声で眠るだけだつた。
牧野信一 その村を憶ひて 青空文庫
傍らを見ると、もう一つ並んだ同じやうな蒲団の中から、頭もろとも潜り込んでゐるので誰やらわかりもしなかつたが、ほんとうに雷のやうなと形容したい猛烈な鼾声が、ごろごろと鳴つてゐた。
牧野信一 心象風景 青空文庫
ともかく、それは、男も男、たしかめるまでもなく度えらい男の、濁りを湛へたばすであると思ふと――私は何といふこともなしに吻つとして、著たまゝ寝てゐた著物の兵古帯などを締め直してゐると、間断なく鼾声と寝言が入れ交つてゐたが、寝返りを打つ拍子に彼は、家鳴りをたてゝ力一杯側らの壁を蹴つた。
牧野信一 心象風景 青空文庫
作例 · 標準
隣の部屋から聞こえてくる大きな鼾声に、なかなか寝付けなかった。
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「いびきがひどい」と医者に言われた。夫の鼾声は、夜中に何度も私を起こす。
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彼の鼾声は、まるで地響きのようだ。さすがに熟睡しているのだろう。
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