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看取

かんしゅ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
seeing through
文例 · 用例
向ふは平然この動揺を看取する。
宮沢賢治 疑獄元兇 青空文庫
要するに優れたる偉大な作家ほどその文章の中に自己を、己れの持前をはつきり生かすものだといふ事を看取すべきである。
南部修太郎 氣質と文章 青空文庫
更に、日露戦争後に到っても独歩がやはり軍事的ブルジョアジーのイデオロギーに立っていたことは、「号外」「別天地」等の小説によって看取される。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
この士官階級以上に対してしか彼の関心がむけられなかったことは、後の小説「別天地」に於ても明かに看取されるし、他の戦争以外のことを扱った小説でも、比較的後期の「竹の木戸」「二老人」等は別として、多くは支配的地位にある者に眼がむけられている。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
しかし、彼は、時以礼が、兵士達に何を話しているか、兵士達と、時以礼の、緊張した表情からそれを看取した。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
お源は又た早くもこれを看取りお徳の顔を睨みつけた。
国木田独歩 竹の木戸 青空文庫
雪原の割れ目などでも、橇で乗り越して行く時にくずれるさまなどから、その割れ目の状況や雪の固まりぐあいなどが如実に看取されるのである。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
しかし本来はそれどころか実に深刻な時代世相の端的描写であり、そうして支配階級よりはより多く被支配階級の悲痛な忍苦の表現をもそれらの中に看取することができるのである。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
作例 · 標準
彼は一目見ただけで、相手が隠そうとしている焦燥を鋭く看取した。
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「なるほど、この古い地図の不自然な空白に隠された意図を看取したというわけか」
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時代のわずかな変化を看取することが、先見の明を持つ経営者には求められる。
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芸術家の繊細な感性は、ありふれた日常の風景の中に崇高な美を看取する。
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