対岸
たいがん
名詞頻度ランク #14831 · 青空 1145 例
標準
opposite shore
文例 · 用例
それは、鑿岩機さえ運転していないで、吹雪さえなければ、対岸までも聞える程の大声であった。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
御濠の石垣が少しくずれ、その対岸の道路の崖もくずれている。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
瑞西あたりの山のホテルを想はせるやうな帝国ホテルは外側から観賞しただけで梓川の小橋を渡り対岸の温泉ホテルといふ宿屋に泊つた。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
しかし、逆説的に聞えるかもしれないが、その同じ颱風はまた思いもかけない遠い国土と日本とを結び付ける役目をつとめたかもしれない、というのは、この颱風のおかげで南洋方面や日本海の対岸あたりから意外な珍客が珍奇な文化を齎して漂着したことがしばしばあったらしいということが歴史の記録から想像されるからである。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
スイスあたりの山のホテルを想わせるような帝国ホテルは外側から観賞しただけで梓川の小橋を渡り対岸の温泉ホテルという宿屋に泊った。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
昼過ぎ、昭青年は姫に生飯を持って行って食べさせたあと、二人は川へ向いた苫を少し掻き分けて、対岸の景色を眺めていました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
綾瀬川の名物の合歓の木は少しばかり残り、対岸の蘆洲の上に船大工だけ今もいた。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
熊が函館まで南下して来て対岸の山々を眺めて、さてあきらめて引き返して行ったことを想像するのは愉快である。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
作例 · 標準
川の対岸に、美しい花火が打ち上げられた。
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対岸の灯りが、夜の川面に揺れている。
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船は静かに、対岸へと向かっていった。
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