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三文

さんもん
名詞名詞-接頭辞頻度ランク #34539 · 青空 0
1
標準
paltry amount of money
文例 · 用例
「親が子を可愛がると言ふのが……さあ如何言はうか……意志的意識の世界で三文の値打があるだらうかてなあ――そりやあ親が子を可愛がるやうになつてることも必要でせう、併しそれが人間の口から如何の斯うのつて問題になるべき性質のものぢやないなあ。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
電流と磁気との基礎的な関係をゆっくり丁寧になるべく簡単な実験で十分徹底的に諒解させれば、ダイナモやモーターの色々な様式などは三文雑誌にでも譲って沢山であろう。
寺田寅彦 マーカス・ショーとレビュー式教育 青空文庫
本当らしく、空想で、でっち上げたところで、そんなものには三文の値打ちも有りゃしない。
黒島傳治 鍬と鎌の五月 青空文庫
浜口雄幸がどうしたとか、若槻が何だとか、田中は陸軍大将で、おおかた元帥になろうとしていたところをやめて政治家になったとか、自分たちにとっては、実に、富士山よりも高く雲の上の上にそびえていて、浜口がどうしようが、こうしようが、三文の損得にもならないことを、熱心に喋って得々としている。
黒島傳治 選挙漫談 青空文庫
西洋でも映画「三文オペラ」の親方マッキ・メッサーがやはり仕込み杖を持っているのである。
寺田寅彦 ステッキ 青空文庫
坪五円にゃ、安いとて売れるせに、やっぱし、二束三文で、買えるだけ買うといて、うまいことをやった。
黒島傳治 浮動する地価 青空文庫
ゲーテの「イタリア紀行」は創作であり、そこらの三文小説は小説ではないことは事新しく言うまでもないことである。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
可愛い妻子に美味いものも喰わせず、楽しみもさせずに、恥は掻き放し、義理も欠き捨て、人情も踏付け通しで、そのたんびに首を縮めて盗賊と、詐欺と、非人の気持を繰返し繰返し、アチラで一文コッチで三文とクスネ込み溜め込むようになります。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
作例 · 標準
「早起きは三文の徳」と言うけれど、今日は二度寝の誘惑に勝てなかった。
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せっかく苦労して書き上げた原稿も、あんな安い原稿料では三文の値打ちもない。
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近所の古本屋で、三文にもならないような雑誌が山積みになって売られていた。
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2
標準
three one-mon coins
作例 · 標準
江戸時代の庶民にとって、三文の銭は蕎麦一杯も食べられないほどの僅かな額だった。
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駄菓子屋の店先に並ぶ飴玉を指差して、子供が三文の小銭を握りしめていた。
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落語の小話で、三文をケチった男が大損をするという滑稽な物語を聞いた。
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ウィキペディア

三文(さんもん)とは、極めて安価なもの、転じて粗悪や低俗であることを指す言葉。文とは日本における江戸時代以前の最小貨幣単位・文のことであり、それが3つしかなく、非常に値打ちが低いことを意味する。

出典: 三文 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0