三校
さんこう
名詞
標準
third proof
文例 · 用例
彼が持つてゐた校正刷りとは別に、「某誌」の方から第三校といふ誌のついた校正刷をとゞけて寄したので彼は、今まで見たどんな校正刷りにも、それ程夥しい誤植活字のあるのは見たこともないそれを、厭々ながらたゞ誤植個所を指摘して置いたのである。
— 牧野信一 『「或る日の運動」の続き』 青空文庫
既に、千五百十二の中等学校(学生十五万四千)のうち七百四十三校が工芸技術学校となった。
— 宮本百合子 『五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍』 青空文庫
その九十二 成善は四月に海保の伝経廬に入り、五月に尺の共立学舎に入ったが、六月から更に大学|南校にも籍を置き、日課を分割して三校に往来し、なお放課後にはフルベックの許を訪うて教を受けた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
静岡を去るに臨んで、渋江塾を閉じ、英学校、英華学校、文武館三校の教職を辞した。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
以上三校の内で『コルレヂ・ド・フランス』は教授が各自研究した事項を發表する機關で、授業よりも學術の研究が重なる目的であると聞いたが、支那學の方面に於ても亦同樣で、其遣方は純粹に學術的で、所謂實用とか學生の教育といふやうな事は目的になつて居らぬらしい。
— 狩野直喜 『續狗尾録』 青空文庫
もうこれからは永久に手を觸れることを罷めるつもりで、今囘は初校も再校も三校も凡て自分で眼を通すことにしたのである。
— 阿部次郎 『合本三太郎の日記の後に』 青空文庫
第三校は無外氏が官命を以て黒部川の奥に入峡されたので、私一人で済ませた。
— 前田普羅 『普羅句集』 青空文庫
国家主義が勢いを得るにつれて、天皇の尊厳は犯すべからざるものとされ、新聞社でも大いに気を配って、宮廷関係の原稿は特別に「要注意」のハンコを押し、三校、四校まで取るようにしたが、それでも、ちょっとしたエラーがあると、どうして嗅ぎつけるのか、わっとばかり押しかけて来る。
— 野村胡堂 『胡堂百話』 青空文庫
作例 · 標準
ゲラが三校まで進んだので、もうすぐ完成だ。
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三校での修正は、誤字脱字の最終確認が主となる。
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編集長は三校の原稿に目を通し、細かな表現の違いまで指摘した。
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