三コウ
さんこう
名詞
標準
triple ko
文例 · 用例
何でも直ぐに買って帰って、孫が喜ぶ顔を見たさに、思案に余って、店端に腰を掛けて、時雨に白髪を濡らしていると、其処の亭主が、それでは婆さんこうしなよ。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
だけどいい虫だわ、お父さんこう言ったのよ。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
いつもは、「糟谷さんこうしてください」とか、「これはこれしておきましょうかね」とか、うちとけてむぞうさにいうところも、みょうにあらたまって命令的に事務の話をするのである。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
じゃお父さんこうしよう。
— 平林初之輔 『少年探偵 呉田博士と与一』 青空文庫
皆さんこうしてお待ちかねだが――。
— ――十四の場面―― 『安重根』 青空文庫
とにかく合理的理想主義という生き方をしているならば、人格主義でありますから、誰それさんこうしてくださいというふうに、一つの礼儀をもって取り扱わなければならぬことは自然であります。
— 倉田百三 『生活と一枚の宗教』 青空文庫
その事が寝言に出たのでしょう」書生「御友人の妹さんならお登和さんこうして下さいと他人らしく言うべきです。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
エーエーとあれは、む、む……む……そうだ、「武玉川」だ、たしかそういう発句の本だっけ、その中の句を引事にしちゃ、阿父さんこういったんだっけ、「この蜆、壁で死ぬとはおもうまい」って。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
作例 · 標準
囲碁の対局で三コウが発生し、引き分けとなった。
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三コウは非常に珍しい状況で、プロの対局でもめったに見られない。
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彼は三コウの可能性を予測し、その手を打ったが、結局は引き分けに終わった。
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