三公
さんこう
名詞
標準
three lords (highest ranking officials in the old Imperial Chinese or Japanese governments)
文例 · 用例
あれだけをおっかあに渡して、あれだけを卯三公にやって、あれだけであの本を買って……と、残るぞ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
この公園は旧三十五万石を領せる池田侯爵の後園にして、四時の眺め尽せぬ日本三公園の一なり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
殊に第一園は、岡山の後樂園、金澤の兼六公園と共に、日本三公園と稱せらる。
— 大町桂月 『常磐の山水』 青空文庫
「ね、母さん、今度|喜三公の奴が来たら、それとなく気をつけてゐて御覧、滑稽つたらないわよ、隙を見ちや、それあ、もう、何とも云へない、妙な眼つきをして妾の方を見るわよ。
— 牧野信一 『小川の流れ』 青空文庫
――もう少したつと喜三公の奴があんたが、此処に寝てゐることも知らないで、忍び足で覗きに来るから、シンとしてゐて来たらいきなり二人でワツと悸かしてやらうぢやないか「あの、廊下トンビに眼を廻させてやらうぢやないか!
— 牧野信一 『小川の流れ』 青空文庫
なるべく乱暴な立廻りをして、春ちやんをハラハラさせてやり度いと思つてゐた自分は豆腐屋の三公に大将のお面を三枚もやつて「あたいに殺されないか。
— 牧野信一 『蚊』 青空文庫
」皆が一様に感じたある威厳に対する不満を饒舌の三公が、傍の自分が見てさへ憎態な口吻で云つた。
— 牧野信一 『蚊』 青空文庫
それから自分は三公と組打ちをして、――見物の中にドーンと倒れ込んだ。
— 牧野信一 『蚊』 青空文庫
作例 · 標準
中国の古代王朝では、三公が最高の官職として皇帝を補佐した。
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日本の律令制においても、三公は国家の重要事項を司る重職であった。
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三公の権威は絶大で、彼らの意見は政治に大きな影響を与えた。
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ウィキペディア
三公(さんこう)は、中国およびその影響を受けた東アジア諸国の前近代の官制において、最高位に位置する3つの官職をいう。 太師・太傅・太保の三公と、司徒・司空・司馬(大司徒・大司空・大司馬)の三公がある。もと、三公は、西周・東周時代に実際にあった官職をもとに、後世の儒学者が整理・敷衍し、あるいは偽作に託して述べたものである。学説をもとに前漢で紀元前1年に制定されてから、改廃を受けつつ長く続いた。
出典: 三公 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0