散光
さんこう
名詞
標準
scattered light
文例 · 用例
中天にぼやっとした散光をにじませ、その光はあっても地上はまっ暗なのだ。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
波は金色のうねりを立てて散光を彼女の顔に反射した。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
が、また一方では、それが法水麟太郎に、散光を浴びせる動機ともなったのである。
— 小栗虫太郎 『オフェリヤ殺し』 青空文庫
淡い散光の下で昨夜通りの書割の前で、法水はあの妖冶極まりない野獣――陶孔雀の犯罪顛末を語り始めたのであった。
— 小栗虫太郎 『オフェリヤ殺し』 青空文庫
何かしら温かい感じのあるのはそこだけで、あとはそらぞらしい一面の散光でした。
— 神西清 『死児変相』 青空文庫
次の瞬間彼は深淵から外に出て、震えながら、強烈な緑の拡散光を浴びる岩がちの丘の麓に立っていた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『魔女の家で見た夢』 青空文庫
何でも直ぐに買って帰って、孫が喜ぶ顔を見たさに、思案に余って、店端に腰を掛けて、時雨に白髪を濡らしていると、其処の亭主が、それでは婆さんこうしなよ。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
だけどいい虫だわ、お父さんこう言ったのよ。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
朝日が窓から差し込み、部屋中に柔らかい散光が広がった。
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霧の日は、太陽の光が散光し、景色がぼんやりと見える。
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散光性の強い素材は、照明デザインによく用いられる。
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