三綱
さんごう
名詞
標準
three monastic positions with management roles at a temple
文例 · 用例
『大学』の道はただこれ三綱領(明明徳、親民、止於至善)八条目(格物、致知、誠意、正心、修身、斉家、治国、平天下)に止まる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
さしも息苦き温気も、咽ばさるる煙の渦も、皆狂して知らざる如く、寧ろ喜びて罵り喚く声、笑頽るる声、捩合ひ、踏破く犇き、一斉に揚ぐる響動など、絶間無き騒動の中に狼藉として戯れ遊ぶ為体は三綱五常も糸瓜の皮と地に塗れて、唯これ修羅道を打覆したるばかりなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
この君臣・父子・夫婦の關係が所謂三綱である。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
君父夫の三綱は、人倫の常においては何れも尊きものであって、その間に差などはないものである。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
ただ疾病の場合にのみ、薬用として三綱の許可を受け、日限を定めてのみ許されているにすぎなかった。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
寂静を冀うて俗塵を避け、山居して禅行修道せんとするものは、三綱連署して官の許可を得るを要する。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
乞食せんとするものは、これも三綱の連署をもって官の許可を受け、午前に限って托鉢することを許されたが、食物以外の物を請うことはできなかった。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
乞食するにしても午前にのみ限られ、寂静の地に修禅するにしても、指定以外の地に遷ることができず、しかもそれらの場合においても、三綱の連署をもって特に許可を得なければならぬほどに窮屈なものであった。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
作例 · 標準
禅寺では、三綱がそれぞれの役割を担い、寺院運営を行っている。
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三綱の制度は、古くから日本の寺院に受け継がれてきた。
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三綱は、寺院の秩序を保つ上で重要な存在だった。
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