冴寒
ごかん
名詞
標準
extreme cold
文例 · 用例
今日のことごかんべんありたし。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
親心に上下がねえならねえで、しかじかかくかく、せがれがこれこれこうでごぜえますゆえ、依怙のご沙汰はごかんべんくだせえましと、何が何してどう依怙の沙汰だか、どうせ死ぬからにはもっと詳しくけえて直訴すりゃいいんだ。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
ほかには何も存じませんゆえ、もう、もうごかんべんくださいまし……」 言い捨てると、娘は逃げるように駆け去りました。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
かわいそうだとおぼしめして、何かほかのお礼でごかんべん願います。
— 楠山正雄 『鬼六』 青空文庫
目玉を抜かれましても、鼻を切られましても、この瘤を取ることだけはどうかごかんべん下さいまし。
— 楠山正雄 『瘤とり』 青空文庫
私どもは決してお手向い致しませんから、ごかんべん願います」「ウムム、畜生、やりやがったな。
— 坂口安吾 『ニューフェイス』 青空文庫
「山にみまかりし我子にさゝぐ」といふ歌があつて、開巻一番、 さんま食ひてなれ思ふ秋もふけにけりわが泣く声に山もうごかん などゝ詠んでゐる。
— 坂口安吾 『波子』 青空文庫
どうか、ごかんべん下さいまして」「いやいや。
— 坂口安吾 『土の中からの話』 青空文庫
作例 · 標準
風は、「冴寒」として鳴り響き、厚いコートを貫通しました。
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外の「冴寒」に感謝して、私たちは暖炉の周りに集まりました。
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風景は、厳しい「冴寒」の下で、荒涼として美しかったです。
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