凍寒
とうかん
名詞
標準
frost
文例 · 用例
凍寒はナイフのように鋭く痛くわれらの薄着の肌をついた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
そして、その全体の者にとって最も苦痛な点は、凍寒と、眠いということであった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
三上と、小倉とは、その凍寒と、飢餓とから逃れるために、旅籠屋か、飲食店かをさがさねばならなかった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
というのはもうかなり厳しい凍寒が襲来して、しかもそれがいよいよはなはだしくなりそうな脅威を感じさせていたからである。
— ニコライ・ゴーゴリ 『外套』 青空文庫
粗末な草小屋の中で、厳しい冬の間、そうしなければ耐えられぬ凍寒を防ぐため、熾んに燃しつづけた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
いかに市場での相場がよいからといって、まことに不適当な土地に、ひょろひょろしたような貧弱な小麦を、しかも凍寒害を蒙って禿頭病にかかったような麦畑を耕作しておりますよりも、少し極端な言い分かは存じませんが、真青に草でも繁らかしておく方がより利用度は高いわけであります。
— 三澤勝衛 『自力更生より自然力更生へ』 青空文庫
あたりの尾花がその光をともして、ふつふつとうかんでゐた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
」新子は、とうとうかんしゃくを起して、姉を怒鳴りつけた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
作例 · 標準
冬の朝、窓の外は凍寒の景色が広がっていた。
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この地方では、秋の終わりにはもう凍寒に見舞われる。
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凍寒の夜には、水道管が凍結しないように注意が必要だ。
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