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厳寒

げんかん
名詞
1
標準
intense cold
文例 · 用例
人馬の交通を遮るべき厳寒の時節も漸く迫り来るのである。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
としが明けて厳寒の夜、自分は酔って煙草を買いに出て、その煙草屋の前のマンホールに落ちて、ヨシちゃん、たすけてくれえ、と叫び、ヨシちゃんに引き上げられ、右腕の傷の手当を、ヨシちゃんにしてもらい、その時ヨシちゃんは、しみじみ、「飲みすぎますわよ」 と笑わずに言いました。
太宰治 人間失格 青空文庫
白のカシミヤの手袋を用い、厳寒の候には、白い絹のショオルをぐるぐる頸に巻きつけました。
太宰治 おしゃれ童子 青空文庫
ひとから、注意されないうちは、晩秋、初冬、厳寒、平気な顔して夏の白いシャツを黙って着ている。
太宰治 懶惰の歌留多 青空文庫
が惜しいかな――去年の冬、厳寒に身を疼んで、血を咯いて、雪に紅の瓜を刻んだ。
泉鏡花 河伯令嬢 青空文庫
隠し芸を、凄い奴を知ってるなあ」 という声がかかると、林田は、片手はハーモニカを離す訳にはいかないが、片手には、二月の天龍谿谷の、七十年振りの厳寒というのに、渋団扇を持って、手振り足振り、お睦ちゃんの変装で、舞台へ現われるのだった。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
そして休んだっけ」それから、彼の哀れな、疲れ切った意識は、彼を暑中休暇の田の草とりから、彼を厳寒の万寿丸へ引き戻してしまった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
三冬(初冬、仲冬、晩冬)の厳寒に屈ませられた生物は、再び春に遇って皆争って萌え出で動き出し、草木から虫に至るまで尽く活気に充ちる。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
作例 · 標準
厳寒の冬が続き、水道管が凍結する被害が相次いだ。
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厳寒の地で暮らす人々は、様々な知恵を使って寒さをしのいでいる。
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厳寒の朝、吐く息が白く染まった。
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