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放恣

ほうし
形容動詞
1
標準
licentious
文例 · 用例
美的な放恣、つつましやかな自由、それはどうあるべきかと追求されてもこまるけれど、とにかく以上の字義どおり何れの女性も心術として欲しい、結果はおのずから達成せられるでありましょう。
岡本かの子 女性の不平とよろこび 青空文庫
これは全くの素人考えの空想であるが、しかし現代の生化学の進歩の趨勢には、あるいはこんな放恣な空想に対する誘惑を刺激するものがないでもないように思われるのである。
寺田寅彦 映画と生理 青空文庫
そういう意味における統制的要素としての定座が勤めるいろいろの役割のうちで特に注目すべき点は、やはり前述のごとき個性の放恣なる狂奔を制御するために個性を超越した外界から投げかける縛繩のようなものであるかと思われる。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
裏十二の中に月と花が一つずつあってこの一楽章に複雑な美しさを与える一方ではまたあまりに放恣な運動をしないような規律を制定している。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
糧に乏しい村のこどもらが都会文明と放恣な階級とに対する止むに止まれない反感です。
宮沢賢治 『注文の多い料理店』広告文 青空文庫
糧に乏しい村のこどもらが、都会文明と放恣な階級とに対するやむにやまれない反感です。
宮沢賢治 『注文の多い料理店』新刊案内 青空文庫
ある種の歌が怪しく空虚に見えたり虚飾に見えたりするのは、主として観照の態度、物に対つての精神の据ゑ方、感じ方が先づあやふやな上に、不純な小主観を交へ過ぎたり、不謙譲だつたり、身構へしたり、才情の放恣、無節度と云ふ点から来る。
北原白秋 雀の卵 青空文庫
写生よりさへ出でず、ただ放恣な根拠の無い空想と、機智若くば才気より発した比喩隠喩交りの概念的象徴、或は跨張された生の儘の情熱を幼稚な矜驕と粗雑な激越調とを以て遣る種の歌はもとより論外である。
北原白秋 雀の卵 青空文庫
作例 · 標準
若い頃の放恣な生活がたたり、彼は今、多くの問題を抱えている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
親の財産を食いつぶす彼の放恣な振る舞いに、親戚一同は眉をひそめている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
その芸術家は、規則に縛られない放恣な作風で知られていた。
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放恣(ほうし) — 幻辞.com