美称
びしょう
名詞
標準
eulogistic name
文例 · 用例
『史記』などを見ると天馬は外国最駿馬の美称だ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
三ヶ津総芸頭と云う美称を、長い間享受して来た藤十郎は、自分の芸に就ては、何等の不安もないと共に、十分な自信を持っていた。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
忠直卿は初花の茶入と、日本樊※という美称とを、自分が何人よりも秀れたる人間であるという証券として心のうちに銘じた。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
如来は、如実の道に乗じて、来って正覚を成す、とある通り仏の最上美称であって、阿弥陀、釈迦、薬師、大日などをいうのであります。
— 彫刻修行のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
豆は例の之に通ふ助辞、知は美称なり』(古事記伝)とあるごとく、厳之神、厳之霊といふ意に落付く語原であつた。
— 斎藤茂吉 『雷談義』 青空文庫
此中の「太」は、単に、天つ祝詞の美称と考へられて来てゐるが、私は、壮重なのりとに於いて、唱へられる言葉、即天つ宣り処に於ける、壮重なのりとごとゝ解する方がよいとおもふ。
— 折口信夫 『呪詞及び祝詞』 青空文庫
○玉勝間逢はむといふは誰なるか逢へる時さへ面隠しする 〔巻十二・二九一六〕 作者不詳「玉勝間」は逢うの枕詞で、タマは美称、カツマはカタマ(籠・筐)で、籠には蓋があって蓋と籠とが合うので、逢うの枕詞とした。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
タマモ打麻乎 麻績王 白水郎有哉 射等籠荷四間乃 珠藻苅麻須空蝉之 命乎惜美 浪爾所湿 伊良虞能島之 玉藻苅食玉藻苅 奥敝波不榜 敷妙之 枕之辺 忘可禰津藻 タマモは玉藻あるいは珠藻でここは海藻を指し玉もしくは珠は藻の美称として付けたものである。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
作例 · 標準
富士山は日本の象徴として「神聖なる山」という美称で呼ばれている。
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その画家は、その卓越した技量から「色彩の魔術師」という美称を得た。
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文学の世界では、優れた作家に様々な美称が与えられることがある。
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