製紙
せいし
名詞頻度ランク #28328 · 青空 123 例
標準
papermaking
文例 · 用例
石から石の上を飛びめぐる鶺鴒と筋交ひに、舟は両崖の迫つた間の急湍を、櫂を休めて悠々と乗つ切る、川には筏に組む材木が漂ひながら岩に堰かれてゐる、王子製紙会社の紙の原料で、中部の支社で、製するのだといふ。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
苫小牧は製紙工場のあるだけで知られた寂しい町で、夏ながら單調な海岸の眺めも灰色で、何となく憂欝だつた。
— 南部修太郎 『處女作の思ひ出』 青空文庫
札の紙は、王子製紙でこしらえるんだが、これはどうも、その出が違うようだ。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
何の関係もない色々の工場で製造された種々の物品がさまざまの道を通ってある家の紙屑籠で一度集合した後に、また他の家から来た屑と混合して製紙場の槽から流れ出すまでの径路に、どれほどの複雑な世相が纏綿していたか、こう一枚の浅草紙になってしまった今では再びそれをたどって見るようはなかった。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
川は尾久の渡より下二十町ほどにしてまた一転折して、千住製紙所の前を東に流る。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
一たび製紙所に入りて直にまた本流に合する一|渠あり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
製紙所前を流れて、やがて大橋に至る。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
大橋より川上は小蒸気船の往来なくして、たゞ川船、伝馬、荷足、小舟の類の帆を張り艫櫂を使ひて上下するのみなれば、閑静の趣を愛して夏の日の暑熱を川風に忘れんとするの人等は、大橋以西、製紙所の上、川の南西側に榛の樹立の連なれるあたりの樹蔭に船を纜ひて遊ぶが多し。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
作例 · 標準
この町は豊富な地下水を利用した製紙業が盛んで、大きな製紙工場がいくつもある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
リサイクルされた古紙を原料に、環境に配慮した製紙技術の研究が進んでいる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
製紙工程で発生する独特の匂いが、この街の住民にとっては懐かしい故郷の香りだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア曖昧さ回避
製紙(せいし) 紙を作ること。その方法については紙#紙の作り方・紙#洋紙の製造・Category:製紙を参照。 製紙会社・製紙業者。 ⇒ 製紙業・Category:パルプ・紙産業を参照。
出典: 製紙 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0