世子
せいし
名詞
標準
heir
文例 · 用例
加世子が純白な乙女心に父を憎んでいるということも解っていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
そしてそれがまた一方銀子にとって、何となし好い気持がしないので、彼女の前では加世子の話はしないことにしていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
そのくせ銀子は内心加世子を見たがってはいた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
加世子さん何不足なく暮らしているんだから。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」 加世子の話をすると、均平はいつも凹まされるのだったが、それは均平の心を安めるためのようでもあり、恵まれない娘時代を過ごした彼女の当然の僻みのようでもあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」 別にそう商売人じみたところもないので、銀子は加世子には懐かれもしたが、それがかえって傍の目に若い娘を冒涜するように見えるらしかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
山 荘 一 簿記台のなかから、手紙を取り出してみると、それは加世子から均平に宛てたもので、富士見の青嵐荘にてとしてあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
いつも加世子のことが気になっているだけに、どうしてあの高原地へなぞ行っているのかと、不安な衝動を感じた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
国王の第一子である世子が、国民の祝福を受けながら成人式を執り行った。
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次期王位を継承する世子として、幼少期から厳しい帝王学の教育を受けてきた。
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世子の不在に乗じて、野心あふれる地方の領主たちが不穏な動きを見せ始めた。
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