世子
せいし
名詞
標準
heir
文例 · 用例
加世子が純白な乙女心に父を憎んでいるということも解っていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
そしてそれがまた一方銀子にとって、何となし好い気持がしないので、彼女の前では加世子の話はしないことにしていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
そのくせ銀子は内心加世子を見たがってはいた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
加世子さん何不足なく暮らしているんだから。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」 加世子の話をすると、均平はいつも凹まされるのだったが、それは均平の心を安めるためのようでもあり、恵まれない娘時代を過ごした彼女の当然の僻みのようでもあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」 別にそう商売人じみたところもないので、銀子は加世子には懐かれもしたが、それがかえって傍の目に若い娘を冒涜するように見えるらしかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
山 荘 一 簿記台のなかから、手紙を取り出してみると、それは加世子から均平に宛てたもので、富士見の青嵐荘にてとしてあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
いつも加世子のことが気になっているだけに、どうしてあの高原地へなぞ行っているのかと、不安な衝動を感じた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
国王の第一子である世子が、国民の祝福を受けながら成人式を執り行った。
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次期王位を継承する世子として、幼少期から厳しい帝王学の教育を受けてきた。
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世子の不在に乗じて、野心あふれる地方の領主たちが不穏な動きを見せ始めた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
世子(せいし) 歴史上中国で、皇族・宗室である諸侯王・親王の世嗣ぎ(よつぎ、制度によってあらかじめ指名された王位継承者)の称号「世子」 歴史上中国で、国内に封じた諸侯王や、中国の皇帝から冊封を受ける東アジア諸国の王など、儀礼上天子に臣従する立場にある王の世嗣ぎの称号「王世子」→「皇太子」項を参照。 歴史上主に神聖ローマ帝国の流れを引くドイツ語圏の領邦国家で、諸侯の世嗣ぎの称号の訳語「公世子」「侯世子」→「エルププリンツ」項を参照。 江戸時代の日本で、将軍や藩主の世嗣ぎの雅称「将軍世子」「藩主世子」→「嫡男」項を参照。 大韓帝国最後の皇太子だった英親王李垠が韓国併合で日本の王族となった以降の称号「王世子」。 世子(ぜし) 能を大成した世阿弥を讃えて後人が贈った尊称。
出典: 世子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0