正使
せいし
名詞
標準
senior envoy
文例 · 用例
家光は東国の辺防を寛うすべからずと云って許さず、よって板倉内膳正|重昌を正使とし、目付|石谷十蔵貞清を副使と定めた。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
松平信綱謀戦之事 松平伊豆守信綱(此時四十二)が、改めて征討の正使として、嫡男甲斐守輝綱(此時十八)以下従士千三百を率いて西下したのは、寛永十四年|極月二十八日であった。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
正使は十太夫で、副使は黒田市兵衞である。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
十太夫は正使でありながら、上使に謁見することが出來ずに引き取つた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
東晉より宋、齊、梁の代に亙りて倭王讚珍濟興武等が朝貢の記事は宋梁各書に見えたるが、之を以て大和朝廷の正使にあらずして邊將の私使なりとするの説あるも、其の上表文によれば、大和朝廷の名を以て交通したる者なるは明白なり。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
出石は天日槍以來、田道間守が家の居地なれば、其人が正使たる難升米即ち田道間守に縁あるより、次使として魏國に赴ける事を推定し得べし。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
正使基康には許す気があつても、副使の妹尾が許さぬのである。
— 芥川龍之介 『澄江堂雑記』 青空文庫
そこで博多聖徳寺の学僧玄蘇を正使に立て、義智自身は副使になつて渡韓した。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
作例 · 標準
両国間の平和条約を締結するため、国王直属の正使が全権委任状を携えて入国した。
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正使としての重責を果たすべく、彼は入念な準備を重ねて異国の地へと旅立った。
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豪華な馬車に乗り、多くの従者を連れた正使の一行が城下町に姿を現した。
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