干城
かんじょう
名詞
標準
defending soldier
文例 · 用例
「国家の干城たる軍人」が悪いのか、母と妹とが悪いのか、今更いうべき問題でもないが、ただ一の動かすべからざる事実あり曰く、娘を持ちし親々は、それが華族でも、富豪でも、官吏でも、商人でも、皆な悉く軍人を聟に持ちたいという熱望を持ていたのである。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
小学校の教員はすべからく焼塩か何にかで三度のめしを食い、以て教場に於ては国家の干城たる軍人を崇拝すべく七歳より十三四歳までの児童に教訓せよと時代は命令しているのである。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
自然生の三吉が文句じゃないが、今となりては、外に望は何もない、光栄ある歴史もなければ国家の干城たる軍人も居ないこの島。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
熊本城に於ては、司令長官谷干城少将以下兵二千、人夫千七百、決死して城を守る事になり、あらゆる準備を怠らなかった。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
この時、政敵である土佐藩の谷守部(干城)は、「猾賊多年悪をなす。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
いかに、近藤が官軍側から悪まれてゐたかゞ分るし、谷干城の器量の小さいかも知れる。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
今天下の士君子、もっぱら世事に鞅掌し、干城の業を事とするも、あるいは止むをえざるに出ずるといえども、おのずからその所長所好なからざるをえず。
— 福沢諭吉 『中元祝酒の記』 青空文庫
丁度その時、谷干城と、片岡健吉とが、先頭に刀を振って、走出してきた所であった。
— 直木三十五 『近藤勇と科学』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自らが国の干城となって、愛する故郷を外敵から守り抜くことを誓った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古い叙事詩の中では、勇敢な騎士たちが王国の干城として称えられている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
平和な時代にあっても、彼らは自分たちが社会の干城であるという誇りを失わなかった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「国家の干城たれ」という訓示を受け、卒業生たちはそれぞれの任地へと旅立っていった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview