防人
さきもり異読 ぼうじん
名詞
標準
soldiers garrisoned at strategic posts in Kyushu in ancient times
文例 · 用例
なお、奈良朝において右の八十七音が存在するのは、当時の中央地方の言語であって、『万葉集』中の東歌や防人歌のごとき東国語においては同じ仮名にあたる二音の区別が混乱した例が少なくなく、その音の区別は全くなかったか、少なくともかなり混じていたのであろうと思われる。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
殊に『万葉集』巻十四の東歌および巻二十の防人の歌において例外が取分け多いのでありますが、私の見る所では、これは東国の言語で、大和その他中央部とは違った田舍の言語であるがためにそういう例外が多いのであるという風に考えられるのであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
海行かば水漬く屍、山行かば草むす屍、また顧みぬ防人の昔ながらの雄たけびや。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
万葉の芸術には、高貴な方の作品もあり、奴隷的な防人の悲歌もある。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
万葉集には、名もない防人の歌、防人の妻や母、遊行婦女の歌なども、有名な乞食の歌などと共に集録されて今日に伝えられている。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
女帝から皇女、その他宮廷婦人をはじめ、東北の山から京へ上った防人(さきもり)とその母親や妻の歌。
— ――文学にそって―― 『女性の歴史』 青空文庫
春洋は、今こそまことに、遠の 関塞の防人として、夜の守り・日の衛りにつかへて、寧い日とてはあるまい。
— 追ひ書き 『鵠が音』 青空文庫
此話と関聯して、言はなければならないのは、万葉集の東歌や防人歌などを見ると、はやしと言ふ語が沢山に出て来る事である。
— 折口信夫 『花の話』 青空文庫
作例 · 標準
古代の日本では、防人として九州の国境を守る兵士たちがいた。
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防人の歌は、遠く故郷を離れた兵士たちの心情を伝える。
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万葉集には、多くの防人歌が残されている。
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標準
Chinese soldiers stationed to protect remote regions of the country during the Tang dynasty
作例 · 標準
唐の時代、中国の辺境には、異民族の侵入を防ぐ防人が配置されていた。
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防人たちの厳しい生活は、歴史書に記されている。
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あの城壁の向こうで、防人たちが国を守っているのだ。
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