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感状

かんじょう
名詞
1
標準
letter of commendation
文例 · 用例
その位でなければ敵から感状を頂戴する訳にはゆかんな。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
この中にも書いてある、まるで何だ、親か、兄弟にでも対するように、恐ろしく親切を尽してやってな、それで生命を助かって、おめおめと帰って来て、あまつさえこの感状を戴いた。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
のみならず、一旦恥辱を蒙って、吾々同胞の面汚をしていながら、洒亜つくで帰って来て、感状を頂きは何という心得だ。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
「……その諫鼓とかの出品は、東京の博覧会で感状とか、一等賞とか、県の名誉になったそうです。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
」と感状に預つた得意さに、頭にのつて、「僕はね、お彼岸のぼたもちでさへお茶づけにするんですぜ。
泉鏡太郎 火の用心の事 青空文庫
かの女が二十歳近くも年齢の違う規矩男と歩いていて殆ど年齢の差も感ぜず、また対者にもそれを感ぜしめない範囲の交感状態も、かの女の稚純な白痴性がかの女の自他に与える一種の麻痺状態ではなかろうかと、かの女は酷しく自分を批判してみるのである。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
それで其戦も結局勝利になったため、今度の合戦、全く其方一手の為に全軍の勝となった、という感状を政宗から受けた程の勇者である。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
其祖父さんが殿様から貰つたといふ、今で謂つたら感状といつた様な巻物が、立派な桐の箱に入つて、刀箱と一緒に、奥座敷の押入に蔵つてあつた。
石川啄木 刑余の叔父 青空文庫
作例 · 標準
先祖が戦場での武功を讃えられ、大名から直接授かったという感状が蔵から見つかった。
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博物館の展示ケースには、経年で色褪せた感状が歴史の証人として並べられている。
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主君からの感状は、当時の武士にとって何物にも代えがたい名誉だった。
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一番槍を認める感状を手にした若武者は、震える手でそれを押し頂いた。
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