乙女
おとめ
名詞頻度ランク #11732 · 青空 1145 例
標準
(young) girl
文例 · 用例
亡き乙女達の声さへがして〔ae' ao, ae' ao, e'o, ae'o e'o〕!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
太郎坊附近の、黄紅朱樺の疎らな短木の中を、霧は幾筋にもなって、組んず、ほぐれつして、その尖端が愛鷹山の方向へと流れて行く、振り返れば、箱根|火山彙には、雲が低く垂れて、乙女峠から金時山の腰へかけて、大河の逆流するばかり、山と山との間は、幾つにも朝雲が屯ろして、支流が虚空の方々に出来る。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
片方は十八の青年、片方は十七の乙女。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
誰も知る人はないが、このきゃしゃな神殿は、私が嬉しくも愛した一人のコリントの乙女の数学的形像だ。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
さういふ時、ぴつたりと肩により添ひながら、ふるへる自分の心臓の上に、やさしい手をおいてくれる乙女がある。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
その看護婦の乙女が詩である。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
わたしは愛をもとめてゐる、わたしを愛する心のまづしい乙女を求めてゐる、そのひとの手は青い梢の上でふるへてゐる、わたしの愛を求めるために、いつも高いところでやさしい感情にふるへてゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
これは美しい夢の絵巻、フォーレのシチリアの女のような東洋の可憐な乙女が古い楽園のために、恋人を捨てねばならない。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
作例 · 標準
例句