純粋
じゅんすい
形容動詞名詞-の形容詞名詞頻度ランク #3799 · 青空 3894 例
標準
pure
文例 · 用例
手短かに云へば、作家牧野は、もつと書き流す態の作をするにはあまりに純粋の要求があり過ぎたし、完固たるフォルムに到達するためにはあまりに情調派であり過ぎたのである。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
此処に見られる感性は、古来「寒月」だの「寒鴉」だの「峯上の松」だのと云つて来た、純粋に我々のものである。
— 中原中也 『宮沢賢治全集』 青空文庫
斯かる時純粋芸術が在りとするや、芸術が幸福な時代におけるよりも却てそれは謂はば純粋に過ぎる、純粋もいいが線が細過ぎる、といふやうなことが、いへるといふやうなことはなからうか?
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
迸出の新鮮さといふ点からいふも、美の美しさといふ点からいふも、彼女の詩は後世が呼んで『純粋状態』の詩といふものに該当してゐる。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
詩人は純粋持続を壊ちはしない。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
純粋持続の、人に於ける心理的状態は、強ひて言へば、未来を思ふとしては神を、現在を思ふとしては自己を、過去を思ふとしては運命を信じてゐるのだ。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
しかし 世の成り行なるものは対に純粋理性に逆行するものゆゑ、叫び――即ち抒情が先に生れるべきであつたに、歴史は吾々に叙事芸術の先にあつたことを示す。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
理性や知性の純粋性など、とうに見失っているらしく、ただくらげのように自分の皮膚感触だけを信じて生きている人間たちにとっては、なかなか有り難い認識論である。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
作例 · 標準
彼の子供のような純粋な瞳を見ていると、疑うのが申し訳なくなる。
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混じりけのない純粋な金を使って、特注の指輪を制作してもらった。
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損得勘定抜きで人を助けたいという、彼の純粋な気持ちに打たれた。
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