乙女子
おとめご
名詞
標準
girl
文例 · 用例
公子 (歌う)死んで行くなる乙女子の水の都の人魚へ……女子 (高殿の下へ馳せ行き、物狂わしく)若様、若様、私は此処におりまする。
— 国枝史郎 『レモンの花の咲く丘へ』 青空文庫
雪より白きたれぎぬを狹山おろしに拂はして岸にたゝずむかれやたそ巫山洛川いにしへのおもわを見する乙女子は浮世の人か神の子か。
— 土井晩翠 『天地有情』 青空文庫
くづをるさまはあらねども哀れをこむるまなじりに帶ぶるや露の玉かつらかしらを垂れて乙女子は――、「定まる道にすべもなく深山に君をとゞめ得じ、定離のためし顧みて心なしとな恨みぞよ。
— 土井晩翠 『天地有情』 青空文庫
わが歌きゝそ乙女子よ。
— 永井壮吉 『偏奇館吟草』 青空文庫
その時も僕は頭の中で「バールセロナの、乙女子よ、来ませずや我が胸に!
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
すぐよかに、いみじかれ 我が乙女子よ……。
— 宮本百合子 『地は饒なり』 青空文庫
声高な独唱につれて、無意識に口をそろえ声を張りあげて すぐよかに、いみじかれ わが乙女子よ……。
— 宮本百合子 『地は饒なり』 青空文庫
夕べのさくらさくら咲く桜の里のさくら乙女子 正成は遠くにこれを聞いていた。
— 筑紫帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
例句