驚駭
きょうがい
名詞動詞-サ変
標準
being very surprised
文例 · 用例
振離すと、床まで落ちず、宙ではらりと、影を亂して、黒棚に、バツと乘る、と驚駭に衝と退つて、夫人がひたと遁構への扉に凭れた時であつた。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
」 と思はず……男は驚駭の目を※つた。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
婦人の驚駭は蓋し察するに餘りある。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
言ふまでもなく婦人の目にも、齊しく女に成つたので、驚駭を變へて又蒼く成つた。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
調和せざる事象に、時代錯誤に、溝渠の上なる帆を張りたる軍艦に、洋館の側に起る納曾利の古曲に、煉瓦の壁の隣りなる格子戸の御神灯に、孔子の尊像の前に額づくフロツクコオトの博士等に――是等の不可思議なる光景に吾等の脳髄が感ずる驚駭を以て自分等の趣味を満足して置かねばならぬ。
— 木下杢太郎 『市街を散歩する人の心持』 青空文庫
いやが上の恐怖と驚駭は、わずかに四五間離れた処に、鳥の旦那が真白なヘルメット帽、警官の白い夏服で、腹這になっている。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
……」 矢庭に驚駭の声を立てたのは今しも其処に酒杯の盆を運んで来た田氏であった。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
そのなかに肥満りたる古寡婦の豚ぬすまれし驚駭と、窓外の日光を見て四十男の神官が死のまへに啜泣せるつやもなく怖しきこゑ。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
作例 · 標準
その突然の発表は、広範な驚駭を引き起こした。
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彼は、信じられないほどの技量に、驚駭に満たされた。
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「なにぃ!?」と彼女はニュースに完全に驚駭していた。
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観客は、マジシャンの最後のトリックに驚駭して反応した。
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