恋しい
こいしい
形容詞頻度ランク #29644 · 青空 1853 例
標準
yearned for
文例 · 用例
しかしながら蕪村の場合は、侘びが生活の中から泌み出し、葱の煮える臭いのように、人里恋しい情緒の中に浸み出している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
私が部屋に這入ると絹のハンカチに涙の地図をかいた女が私の姿を見ると罵るように、妾は日本が憎い、妾の恋しい人を連れ出すのはこのインボスタ奴!
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
四 新星 毎年夏になってそろそろ夕方の風が恋しい頃になると、物置にしまってある竹製の涼み台が中庭へ持ち出される。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
女はな、ものずきじゃあねえか、この野郎が恋しいとって、それっきり床着いてよ、どうだい、この頃じゃもう湯も、水も通らねえッさ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
私は、龍神に謝しつゝも、大白樺の幹に縋つて、東が恋しい、東に湖を差覗いた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
それでたぶん、年じゅう胃が悪くて時々神経衰弱に見舞われる自分のような人間には楽焼きの明るさも恋しいがまた同時に青磁にも自然の同情があるのかもしれない。
— 寺田寅彦 『青磁のモンタージュ』 青空文庫
――何か、素晴しく偉大なもの、有がたいもの、懐しいもの、恋しいもの、やり切れないもの、恐ろしいようなもの、黙ってじっとしていられない圧迫のようなもの、かっと怒り度いもの、身ぶるいをして泣き出し度いようなもの、打突かって破壊し度い。
— 岡本かの子 『真夏の幻覚』 青空文庫
」 そのまま衝と膝を掛ける、と驚いて背後へ手を支く、葛木の痩せた背に、片袖当てて裳を投げて、「そんなに姉さんが恋しいの。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
冬の寒い夜になると、故郷で食べた温かいお鍋が急に恋しくなる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
長い海外生活の中で、炊き立ての白いご飯と味噌汁が何よりも恋しい。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
雨の日の放課後、誰もいない教室で過ごしたあの時間が無性に恋しい。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview