懐かしむ
なつかしむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞頻度ランク #41294 · 青空 88 例
標準
to yearn for (someone, something)
文例 · 用例
その名工の建築を懐かしむ想いは、再度の富士旅行に、吉田の宿に足をとめた時に、更に新しくさせられた。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
ある時はビーヤホールのかたかげにその慎しい音色を懐かしむこともある。
— 北原白秋 『桐の花とカステラ』 青空文庫
されば日本の笛を取る心もちにもなほ鮮かな Stranger の驚異と感触を貴み、目白僧園の鐘の音にアベマリヤの晩鐘を忍ぶ以太利亜旅人の春愁を悟り、異国の菊の香に新らしい流離の涙をそそぐピエルロチが秋の心をまたとなく懐かしむ。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
思慮のある男には疑懼を懐かしむる程の障礙物が前途に横わっていても、女はそれを屑ともしない。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
保元の乱は、藤原氏に於ける父子兄弟間の権力争ひが、皇室をまで、その渦中に引き入れ奉つた戦乱であるが、政権の争奪が、武力に依つて左右さるべきものであることを、如実に示したことに依つて、今まで他の勢力の爪牙を以て甘んじてゐた武士をして、遂に政権に対する野心を懐かしむるに至つたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
僕の徳、はたしてこれを懐かしむるに足るかどうか。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫
」としみじみ言って、女はそぞろに過ぎ去った自分の春を懐かしむよう。
— 小栗風葉 『深川女房』 青空文庫
しかし、今日の私に至るともかく愚か者は愚か者なりの精一杯の悪戦苦闘がそこに在ることを、私は切なく、懐かしむ。
— 坂口安吾 『再版に際して〔『吹雪物語』〕』 青空文庫
作例 · 標準
遠く離れた故郷を懐かしみ、家族からの手紙を何度も読み返した。
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彼女は学生時代の友人たちを懐かしみ、同窓会を企画した。
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あの頃の楽しかった日々を懐かしむのは、私にとって慰めだ。
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