盛夏
せいか
名詞
標準
midsummer
文例 · 用例
しかし谷や盆地のは夏になると大概解けてしまうが、崖の雪は盛夏でも日本アルプスのは、半里から一里位の長さで繋がっていることがある。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
盛夏の朝早く「ええ朝顔やあさがお」と呼び歩くのは去年も聞いた。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
南国の盛夏の真昼間の土蔵の二階の窓をしめ切って、満身の汗を浴びながら石油ランプに顔を近寄せて、一生懸命に朦朧たる映像を鮮明にかつ大きくすることに苦心した当時の心持ちはきのうのことのように記憶に新たである。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
喫茶店の清潔なテーブルへすわって熱いコーヒーを飲むのも盛夏の候にしくものはない。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
しかし盛夏の候に涼味として享楽されるものはむしろ高温度と低温度の急激な交錯であるように見える。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
時は三伏盛夏の候、聚り読む者|堵のごとし。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
それは盛夏のことで、その妾は朝顔の模様を染めた浴衣を着ていたとかというので、その以来、朝顔が不思議にこの屋敷に祟るのであった。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
雷電、雷鳴、これで梅雨もあがるのだらう、今日から盛夏。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
作例 · 標準
盛夏の太陽が照りつける海岸で、若者たちが波打ち際を走っている。
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盛夏の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
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厳しい盛夏の暑さを凌ぐため、高原の避暑地へと向かった。
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