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劫火

ごうか異読 こうか
名詞
1
標準
world-destroying conflagration
文例 · 用例
不思議に、一人だけ生命を助かった女が、震災の、あの劫火に追われ追われ、縁あって、玄庵というのに助けられた。
泉鏡花 木の子説法 青空文庫
疾病の絶滅は實に希望するところであるけれども、そは洪大永遠の問題で、一朝夕にして之を論ずるも、一掬水を以て劫火に對するが如きものであるから姑く擱かう。
幸田露伴 努力論 青空文庫
電火、地火、劫火、敵火、爆火、手一つでも消しますでしゅ、ごめん。
泉鏡花 貝の穴に河童の居る事 青空文庫
生命の枝葉永遠に繁り栄えて、劫火も之れを燬く能はず、劫風も之れを僵す能はず。
綱島梁川 予が見神の実験 青空文庫
啻だ数量ばかりでなく優品をも収得したので、天居が去年の夏、複製して暑中見舞として知人に頒った椿岳の画短冊は劫火の中から辛うじて拾い出された椿岳蒐集の記念の片影であった。
――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 淡島椿岳 青空文庫
嗚呼劫火烱然として一たび輝けば、大千|旦に壞す、天地又何の常か之れあらん、想ふに彼の功業を竹帛に留めて盛名の※りなきを望むものは、其の痴之れに等しきを得んや。
高山樗牛 人生終に奈何 青空文庫
この歯朶も恐らく劫火のなかに生命を保つて来たものだらう。
原民喜 火の踵 青空文庫
其時不思議や池の水、忽ち条々と噴き上がり、焔に向かって降りかかったので、さしもの劫火も瞬間に其勢力を失って、無事に館は助かった。
国枝史郎 高島異誌 青空文庫
作例 · 標準
仏教の教えでは、世界の終わりに劫火がすべてを焼き尽くすという。
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荒廃した大地は、まるで劫火の後に残されたかのようだった。
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SF映画では、地球が劫火に包まれるシーンが描かれた。
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