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烈火

れっか
名詞頻度ランク #42059 · 青空 131
1
標準
raging fire
文例 · 用例
蒼白くて頬の落ちた顔に力なけれど一片の烈火瞳底に燃えているように思われる。
寺田寅彦 根岸庵を訪う記 青空文庫
T「堅気の娘さんを口説くような」 で主膳烈火の如く怒った。
山中貞雄 なりひら小僧 青空文庫
武蔵が、T「そんな顔は 女にもてませぬ」 団九郎、語気荒く、T「しかし あの女は 身共にッ」 と喰って掛かるのを、 武蔵が、T「だから 先生は馬鹿だ と申した」 と言われて、 団九郎烈火の如く怒った。
山中貞雄 武蔵旅日記 青空文庫
昔の武士の中の変人達が酷暑の時候にドテラを着込んで火鉢を囲んで寒い寒いと云ったという話があるが、暑中に烈火の前に立って油の煮えるのを見るのは実は案外に爽快なものである。
寺田寅彦 さまよえるユダヤ人の手記より 青空文庫
堀木のように、虚栄のモダニティから、それを自称する者もあり、また自分のように、ただ非合法の匂いが気にいって、そこに坐り込んでいる者もあり、もしもこれらの実体が、マルキシズムの真の信奉者に見破られたら、堀木も自分も、烈火の如く怒られ、卑劣なる裏切者として、たちどころに追い払われた事でしょう。
太宰治 人間失格 青空文庫
取られたと思うと、気が着いて、直に其奴を引掴えて、車掌とで引摺下ろしたまでは、恐入って冷却していたその攫徒がだね、たちまち烈火のごとくに猛り出して、坂田氏をなぐった騒ぎだ。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
きっと、あなたは烈火のようにお怒りでしょう。
太宰治 風の便り 青空文庫
」 尉官は怒気心頭を衝きて烈火のごとく、「何だ!
泉鏡花 琵琶伝 青空文庫
作例 · 標準
乾燥した強風にあおられ、山火事はまたたく間に烈火となって山の斜面を駆け上っていった。
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消防士たちは、燃え盛る建物の烈火の勢いにも臆することなく、人命救助のために内部へと突入した。
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戦時中、空襲によって街の大部分が烈火に包まれ、一夜にして焼け野原と化した。
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