快作
かいさく
名詞
標準
splendid work
文例 · 用例
」 W「その後、間もなくであつたよ、僕が井伏鱒二の「鯉」といふ快作を「三田文学」に見出して、酷く好い心持になつたのは!
— 牧野信一 『新興芸術派に就いての雑談』 青空文庫
「飛行機物語」といふ快作を出したのは大分前のことであるが――。
— 牧野信一 『新興芸術派に就いての雑談』 青空文庫
今月の「小旅行」などは力作でもなく彼としても別段快作といふほどのものでもなからうが、得てして斯様な雰囲気に附きまとふ鬱陶しさが無く、好もしき樸吶さに溢れて居り、わたしは早速と愛読したものであつた。
— 牧野信一 『浪曼的時評』 青空文庫
これまでに私は進藤の小説を幾篇か読み、相当の敬意を持つてゐたが、今日の「大きな手」と題する短篇は近来の快作だつた。
— 牧野信一 『泉岳寺附近』 青空文庫
それにしても進藤の「大きな手」は、恰も私はガンと頭を打たれて痴夢を醒された態の快作で、作者の顔をうかがふすら息苦しかつた。
— 牧野信一 『泉岳寺附近』 青空文庫
あの長篇快作『ドグラ・マグラ』も此の頃から書き始められたのではあるまいか。
— 夢野久作氏を悼む 『夢の如く出現した彼』 青空文庫