失敗作
しっぱいさく
名詞
標準
failure (i.e. an unsuccessful work)
文例 · 用例
失敗作が百あって、やっと一つの成功作が出来る。
— 太宰治 『天狗』 青空文庫
そういう意味では失敗作だったが、逞しい描写力と奔放なリアリズムの武器を持っている武田さんが、いわゆる戦記小説や外地の体験記のかわりに、淡い味の短篇を書いたことを私は面白いと思った。
— 織田作之助 『四月馬鹿』 青空文庫
おそらくこんど造った人造人間の脳も失敗作なのであろう」 谷博士の頭の中に浮かんだ考えが、そのまま山形警部の声になって、部屋中にひびきわたった。
— 海野十三 『超人間X号』 青空文庫
あの男は沢山の失敗作を書いた。
— 坂口安吾 『愉しい夢の中にて』 青空文庫
失敗作はやむを得ん、これに手を入れてみてもタカが知れてゐるので、全然新しくやり直す、いや、別個の作にとりかゝる、これが文学の方法です」「文学ではありませんよ。
— 坂口安吾 『破門』 青空文庫
しからば拙者があなたの失敗作に筆を加へることに致しませう。
— 坂口安吾 『破門』 青空文庫
快心の失敗作が見付かった時などは、思わず声が出る。
— 中谷宇吉郎 『雪後記』 青空文庫
皇太子はとんだ失敗作だったが、それを生んだ皇后のほうもまたたいへんなミスだった。
— 久生十蘭 『淪落の皇女の覚書』 青空文庫
作例 · 標準
巨額の予算を投じたにもかかわらず、その映画は興行的に大失敗作に終わった。
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自分では最高傑作だと思っていたが、批評家からは失敗作だと酷評された。
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パンを焼いてみたが、膨らみが足りずカチカチの失敗作になってしまった。
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