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蒸し

むし
名詞名詞-接尾辞頻度ランク #13314 · 青空 42
1
標準
steaming
文例 · 用例
蒸し暑い、蚊の多い、そしてどことなく魚臭い夕靄の上を眠いような月が照らしていた。
寺田寅彦 田園雑感 青空文庫
また、幹には苔が蒸して、皮は土より柔く、ぼろぼろに腐っているから、生あるものの肌のようで、ぬらりと滑り、ぐちゃりと触れて、いやな気持がする。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
帰りの汽車では忘れずに農園のチューリップと、チューリップの農園の概観を網膜に写すことによって往路の小発見の満足を蒸し返し完成することを忘れなかった。
寺田寅彦 箱根熱海バス紀行 青空文庫
浜べはまだ風がなく蒸し暑くて海面が油を流したようにギラギラして、空を映している時、沖のほうの海面がきわ立って黒くなって来るのがよく見える事があります。
寺田寅彦 夏の小半日 青空文庫
もし不治と云えばその病人の口を蒸して殺してしまう。
寺田寅彦 マルコポロから 青空文庫
私は寢臺の上に、武井さんは少し離れた疊の上に何時ものやうに眠つたのだつたが、部屋の空氣が蒸蒸して私はどうしても寢つかれなかつた。
南部修太郎 病院の窓 青空文庫
兵營から既に十|里に近い行程と、息詰るやうに蒸し蒸しする夜の空氣と、眠たさと空腹とに壓されて、兵士達は疲れきつてゐた。
南部修太郎 一兵卒と銃 青空文庫
あるひどい雨の日の昼ごろにたずねて来たときは薄絹にゴムを塗った蝉の羽根のような雨外套を着ていたが、蒸し暑いと見えて広くはげ上がった額から玉のような汗の流れるのをハンケチで押しぬぐい押しぬぐい話をした。
寺田寅彦 B教授の死 青空文庫
作例 · 標準
夏の満員電車の中は、人の熱気でまるで蒸し風呂のような暑さだ。
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料理の仕上げに軽く蒸しを入れることで、野菜の甘みがぐっと引き立つ。
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「この点心、蒸し加減がちょうど良くて皮がぷりぷりだね」
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