蒸す
むす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞頻度ランク #43514 · 青空 823 例
標準
to steam (food, towel, etc.)
文例 · 用例
「おい小泉、厭やに蒸すぢやないか‥‥」と、私の右隣に歩いてゐる、これも一|年志願兵の河野が囁いた。
— 南部修太郎 『一兵卒と銃』 青空文庫
「さうだ、全く蒸すね。
— 南部修太郎 『一兵卒と銃』 青空文庫
ひかりうづまく黒の雲、 ほそぼそめぐる風のみち、苔蒸す塔のかなたにて、 大野青々みぞれしぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
思はず行き惱み立つて仰げば、虚空に雲のかゝれるばかり、參差たる樹の間々々、風さへ渡る松の梢に、組連ねたるお城の壁の苔蒸す石の一個々々。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
」といって、目を剥いて、脳天から振下ったような、紅い舌をぺろりと出したのを見て、織次は悚然として、雲の蒸す月の下を家へ遁帰った事がある。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
其の苔蒸す欄干を葉がくれに、桁を蔦蔓で埋めたのが、前途に目を遮るのに、橋の彼方には、大磐石に堰かれて、急流と奔湍と、左より颯と打ち、右より※と潜り、真中に狂立つて、巌の牡丹の頂に踊ること、藍と白と紺青と三|頭の獅子の荒るゝが如きを見るとせよ。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
蒸すように暑い部屋の天井には電扇がゆるやかに眠そうに回っていた。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
蒸すような、焼くような、擽るような、悲しくさせるようなその香り、……その花から、まだ誰も嗅がなかった高い香り……清逸はしばらく自分をその空想に溺れさせていたが、心臓の鼓動の高まるのを感ずるやいなや、振り捨てるように空想の花からその眼を遠ざけた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
夕食に使う野菜を蒸すため、母は蒸し器の準備を始めた。
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旅館の朝食で出された温かいタオルは、蒸してあってとても気持ちよかった。
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料理人がタイマーを確認しながら、点心を丁寧に蒸す様子は見ていて飽きない。
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標準
to be hot and humid
作例 · 標準
今日の昼間は日差しが強く、加えて湿度も高いので、じっとり蒸すような暑さだ。
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梅雨の時期は、部屋の中までじめじめと蒸すような不快な日が続く。
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「ああ、この体育館、冷房が効かなくて本当に蒸すね!」と彼は額の汗を拭った。
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