無始
むし
名詞頻度ランク #21533 · 青空 85 例
標準
beginninglessness
文例 · 用例
四面に海をめぐらす大八州国に数千年住み着いた民族の遠い祖先からの数限りもない海の幸いと海の禍いとの記憶でいろどられた無始無終の絵巻物である。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋痴従身語意之所生 一切我今皆懺悔 この口唱が一しきり済んで、娘達のまぼろしの一めぐりしたあとへ、屋敷内のありとあらゆる倉々の俤が彼の眼の前で躍り始めた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
ひよつとしたら花は思想以前のものであらうか、実感上に蟠る、無始無終、美の一大事因縁なのではあるまいか。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
無始……一、一、一、一、一、一、一、……無終。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
これを換畫して、無始……一、一の次の一=第二、一の次の次の一=第三、第四、第五、第六……無終としても同じことである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
又無始……甲、乙、丙、丁……無終としても同じことである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
無始は姑らく擱いて論ぜず、假定の人類發生の年を第一として、吾人の存して居る今が第幾萬幾千幾百幾十幾年だか知らぬが、兎に角に吾人は其の第幾萬幾千幾百幾十幾年より通例概算によれば五十年ほどの間を一人分だけ填めるのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
「天地無始終、人生有生死」であります。
— 内村鑑三 『後世への最大遺物』 青空文庫
作例 · 標準
仏教では、世界には始まりも終わりもないという「無始無終」の概念がある。
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無始以来の業報を清めるために、僧侶たちは日々厳しい修行に励んでいる。
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私たちは無始の昔から、生まれ変わりを繰り返してきたのかもしれない。
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標準
distant past
作例 · 標準
「無始の古より、この場所は神聖な地として崇められてきました」
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その伝説は無始の過去に遡り、もはや誰が作り出したものか定かではない。
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宇宙の起源を探求することは、無始の謎に挑むことと同義である。
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