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夭死

ようし
名詞動詞-サ変
1
標準
premature death
文例 · 用例
自分は夭死するのだなと思った事はあったが、死が恐ろしくてそう思ったのではない。
寺田寅彦 枯菊の影 青空文庫
夭死と云う事が、何だか一種の美しい事のような心持がしたし、またその時考えていた死と云うものは、有が無になるような大事件ではなく、ただ花が散ってその代りに若葉の出るようなほんのちょっとした変り目で、人が死んでも心はそこらの野の花になって咲いているような事を考えていた。
寺田寅彦 枯菊の影 青空文庫
二 ある会社のある工場に新たに就職した若い男が、就職後間もなく誰かから自分の前任者が二人まで夭死をしたこと、その原因がその工場で発生する毒|瓦斯のためらしいという話を聞き込んで、ひどく驚きおびえて、少し神経衰弱のような状態になっていると聞いた。
寺田寅彦 KからQまで 青空文庫
世にも稀有な鬼才をもちながら、不幸にして現代に認められることが出来ないで、あまつさへその若い生涯の殆んど全部を不治の病床生活に終つて寂しく夭死して仕舞つた無名の天才画家のことを考へると、私は胸に釘をうたれたやうな苦しい痛みをかんずる。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
長男は九年前に病死し、四男はそれよりずっと前、まだ中学生の時代に夭死した。
寺田寅彦 亮の追憶 青空文庫
年取って薄倖な亮の母すらも「亮は夭死はしたが、これほどまでに皆様から思っていただけば、決してふしあわせとは思われない」とそう言っている。
寺田寅彦 亮の追憶 青空文庫
楠さんも、この不良と目された不幸な青年も夭死してとくの昔になくなったが、自分の思い出の中には二人の使徒のように頭上に光環をいただいて相並んで立っているのである。
寺田寅彦 読書の今昔 青空文庫
母に似ぬ娘は美形で、近所では春日小町と呼んでいたが、ある名門出の社会学者に片着いていたが、一人の女の子を残して急病で夭死し、彼女の身辺に何か寂しい影が差し、生きる気持が崩折れがちであった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
作例 · 標準
才能豊かな画家が夭死したことは、美術界にとって大きな損失だった。
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彼の幼い娘は、流行病により夭死してしまった。
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歴史上の偉人の中には、若くして夭死した者が少なくない。
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