洋紙
ようし
名詞
標準
Western paper
文例 · 用例
我等利根川の岸邊に立てば、さらさらと洋紙は水にすべり落ち、いろあかき魚のひとむれ、しねりつつ友が手に泳ぐを見たり。
— 萩原朔太郎 『利根川の岸邊より』 青空文庫
十元に対して、金票十二円三十銭の相場を持続していた交通銀行と、中国銀行の大洋紙幣が、がた落ちに落ちた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
この時に全部の手術を受け持ってくれたF学士に抜歯術に関する力学的解説を求められたので、大判洋紙五六枚に自分の想像説を書きつけてさし出したのであった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
それで僕も色々と想像を描いていたので、それを恋人と語るのが何よりの楽でした、矢張上村君の亜米利加風の家は僕も大判の洋紙へ鉛筆で図取までしました。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
白い安西洋紙で張りつめた天井には鼠の尿ででもあるのか、雲形の汚染がところどころにできている。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
表に「三隅ぬい様」、裏に「星野」とばかり書いてあるその封筒は、滑らかな西洋紙の触覚を手に伝えて、膚ぬくみになっていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
あの子供のように澄んだ眼でじっとラムプを見つめながら、ぷつりぷつりと乾いた西洋紙に孔を明けている園の様子が見えるようだった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
白ぼたん、という筆太な、お家流の様な字を細長く囲んだ四角な框を中心に、二つ三つ葉をあしらった牡丹の花を、派手に刷った西洋紙の小さな薄い包みが器用に、婆やの掌の上で開かれると、ぴかぴか、光る銀の延紙のなかの飴色の透きとおる下包の紙の上に、ぼてぼてした粉なお白粉が、多量に盛られてある。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
作例 · 標準
昔の日本では、和紙が主流だったが、明治時代以降洋紙が普及した。
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この書籍は、手触りの良い上質な洋紙が使われている。
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子供の頃、色とりどりの洋紙を使って折り紙をするのが好きだった。
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