竿頭
かんとう
名詞
標準
top of a pole
文例 · 用例
釣竿を寄せ、竿頭からテグスを掴むと、私は力まかせに引つ張つた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
テグスは竿頭から三分の一位の処で切れたことが、手さぐりで分つた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
顧みると町の旅館の旗が竿頭に白く動いて居る。
— 国木田独歩 『湯ヶ原より』 青空文庫
と自分は挨拶して、乱杭のむこうに鉤を投じ、自分の竿を自分の打った釘に載せて、静かに竿頭を眺めた。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
ひとたび、この「空」の世界の宝田を見付け、それから、これによき種子を蒔き、よき実りを得さしめて、それを人々に与えようとする修業を、悟後の修業とも、百尺竿頭一歩を進むとも言いまして、人生これからが大いに他人のために働くべきときであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
荒浪の國の旗は、其竿頭から三方に引かれた綱に結ばれて、翩々と風に靡く、其頂上には我が譽ある日章旗は、恰も列國を眼下に瞰おろすが如く、勢よく飜つて居る。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
然し斯様に百尺竿頭に一歩を進めた解決をさせたり、月並を離れた活動を演出させたり、篇中の性格を裏返しにして人間の腹の底にはこんな妙なものが潜んで居ると云う事を読者に示そうとするには勢い篇中の人物を度外れな境界に置かねばならない。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
いったい丹造がこの写真広告を思いついたのは、肺病薬販売策として患者の礼状を発表している某寺院の巧妙な宣伝手段に狙いをつけたことに始まり、これに百尺|竿頭一歩をすすめたのであるが、しかし、どう物色しても、川那子薬で全快したという者が見当らなかった。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
作例 · 標準
運動会のリレーで、トップバッターの選手が旗を竿頭に掲げた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
祭りの山車では、一番上に飾られた飾り物が竿頭で輝いていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
山頂の旗が竿頭で風にはためいていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite