生硬
せいこう
形容動詞名詞
標準
crude
文例 · 用例
そこにはむやみと生硬の漢語や、俗悪で不自然な言葉のアクセントや、中学生じみた幼稚な興奮や、およそさうした類の低能な感傷的表情を、むやみと鼓張した態度で一本調子に並べたてられて居た。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
また他の者たちは、西洋詩の生硬な直訳を思はせるやうな、息苦しい悪い趣味の詩を発表して新らしがつて居た。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
日本語もかういふ工合に活用させる人ばかりだつたら、字を見なければ分らない或は字を見ても讀めないやうな生硬な術語などをやめてしまつて、もう少し親しみのあるものに代へる事が出來さうである。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
その作品がどれほど自分の嗜好からは厭なと思うものでも、またあまりに生硬と思うものでも、それにかかわらず一種の愉快な心持をもって熟視する事が出来た。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
「邪宗門」が未完成、又は生硬な象徴詩だといふ非難はあつても、同氏の歌集「雲母集」が象徴詩でないといふことは何人にも言へません。
— 萩原朔太郎 『ふつくりとした人柄』 青空文庫
今日の自由詩はまだ皆生硬で眞のシムボリズムになつて居ません。
— 萩原朔太郎 『ふつくりとした人柄』 青空文庫
生硬な論文や、強い言葉の竝列がそのまま戰死してゐるやうな小説から、このやうな小説へやつて來ると、自づから藝術圈内へはひつて來たことが納得される。
— ------------------------------------------------------- 『『戰旗』『文藝戰線』七月號創作評』 青空文庫
しかしそう云っては生硬になるのが嫌です。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
作例 · 標準
彼の書く文章は論理的ではあるが、表現が生硬でどこか読みにくい。
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デビュー当時の作品には、まだ生硬な部分があるものの、非凡な才能が感じられる。
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生硬な理論を振りかざすだけでは、現場のスタッフを納得させることはできない。
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