腔
こう
名詞頻度ランク #469 · 青空 70 例
標準
cavity
文例 · 用例
格別、先生の口唇が、鼻腔が可笑しいといふのぢやない、起立して、先生の後から歌ふ生徒等が可笑しいといふのでもない、それどころか、俺は大体、此の世に笑ふべきものがあらうとは思つちやゐなかつた。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
今思へば、そもそもの交情の始めから、彼は何の衒ひも氣取りもなく、純眞生一本の心でもつて、滿腔の熱情を私に向つて打ち明けてたのだ。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
その際における口のまわりの運動の仕事の大部分が何に使われるかと思ってみると、それは各種の母音に適応するように口腔の形と大きさを変化させるために使われているのである。
— 寺田寅彦 『歌の口調』 青空文庫
それでもし各種母音に相当する口腔の形状大小を規定する若干の数量が定められれば、歌の口調というものはこれらの量を時間の函数として与える数個の方程式で与えられることになるので、従って口調というものの科学的研究がとにかくも可能になる訳である。
— 寺田寅彦 『歌の口調』 青空文庫
その雌の体内で外套膜腔の中に奇妙な細長い虫のようなものが見出された事があるので、昔は一種の寄生虫だろうと考えられていた。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
後者に属する発光器にはこれに附属したレンズや反射鏡のごときものを備えた極めて精巧なものもあるという話で、また発光器の中には体の内腔にあって透明な肉を通して光を放つものもあるそうである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
一種の記号で文字の代用をさせ、またその記号の形によってその音を発するには舌や口腔を如何なる位置形状にすべきかという事を明らかに示したものである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
舌や口蓋や鼻腔粘膜などよりももっと奥の方の咽喉の感覚で謂わば煙覚とでも名づくべきもののような気がする。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
作例 · 標準
医師は口腔(こう)内をライトで詳しく検査し、粘膜に異常がないかを確認した。
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鼻腔(こう)の奥が炎症を起こしてひどく腫れており、呼吸がしづらくて苦しい。
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腹腔(こう)鏡下手術は、開腹手術に比べて体への負担が非常に少ない治療法だ。
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