降車
こうしゃ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
alighting (from a train, bus, etc.)
文例 · 用例
踏切りで、汽車が来たので稍暫くの間降車客は行手を塞がれたが、久保は群集の中で彼女に声をかけるのには余りに臆病過ぎて、直ぐその傍らに立ちながらも、凝ツと、知らぬ気な素振りを示して居ずには居られなかつた。
— 牧野信一 『階段』 青空文庫
」などゝ読んでゐるうちに新橋駅に着いたので僕は、独りになるつもりで先にたつて降車すると、二人も続いて降りるのであつた。
— 牧野信一 『風媒結婚』 青空文庫
成る程、一見普通の婦人客と区別のつかないような平凡な婦人なぞいつでも満員で、降車客もゴッタ返すような混雑を呈するとはいいながらも、その妙な三の字を書いた荷札つきの手荷物を持った、三時の急行の三等車の三輛目の婦人客に、いつからともなく気がついたとしても、不思議はないのであった。
— 大阪圭吉 『三の字旅行会』 青空文庫
赤帽|溜で昼飯を食べていた伝さんのところへ、降車口の改札係の宇利氏が、ひょっこりやって来て、いきなり云った。
— 大阪圭吉 『三の字旅行会』 青空文庫
午後、ペンクラブの到着を迎えるため広島駅に行くと、降車口には街の出迎えらしい人々が大勢集っていた。
— 原民喜 『永遠のみどり』 青空文庫
午后、ペンクラブの到着を迎へるため広島駅に行くと、降車口には街の出迎へらしい人々が大勢集つてゐた。
— 原民喜 『永遠のみどり』 青空文庫
そして圭一郎の姿を降車口に見付けるなり彼女はつかつかと歩み寄つて「お歸り遊ばせ。
— 嘉村礒多 『業苦』 青空文庫
そして、降車口に圭一郎のずぶ濡れ姿を見つけるなり、千登世は急ぎ歩み寄つて、「まあ、お濡れになつたのね」と眉根に深い皺を刻んで傷々しげに言つた。
— 嘉村礒多 『業苦』 青空文庫
作例 · 標準
電車が駅に到着し、大勢の通勤客が一斉に降車してホームへ流れ出した。
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「降車されるお客様が済みますまで、ご乗車をお待ちください」とアナウンスが流れた。
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バス停で降車した瞬間、旅先特有の潮の香りが鼻をくすぐった。
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