乗車
じょうしゃ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #8767 · 青空 125 例
標準
boarding (a train, bus, etc.)
文例 · 用例
上野へ入れば往来の人ようやくしげく、ステッキ引きずる書生の群あれば盛装せる御嬢様坊ちゃん方をはじめ、自転車はしらして得意気なる人、動物園の前に大口あいて立つ田舎漢、乗車をすゝむる人力、イラッシャイを叫ぶ茶店の女など並ぶるは管なり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
汽車の係員たちまでがこの白痴の少年には好意を寄せて無賃で乗車さす任意の扱いが出来たというから東北の鉄道も私設時代の明治四十年以前であろう。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
そうとも知らず次に乗車した時にうっかり切符を渡すとこれは鋏が入っていますよと注意されてはなはだきまりの悪い思いをしたそうである。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
帰るきわに彼は紙入のなかから乗車割引券を二枚、「学校へとりにゆくのも面倒だろうから」と言って堯に渡した。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
良心があるんだかないんだか、紳士的なんだか、超特級の泥棒根性なんだか……無賃乗車で行って用を足して引返して来て、乗らない顔をしているみたいなもので、ややこしい心理状態もあればあるものですね。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
そうしたためにもしこの僅少な時間を空費したとしても、乗車してからの数十分間にからだを休息させ、こういう時でなければちょっと読む機会のないような種類の読み物を十ページでも読むとすれば、差し引きして、どうしてもこのほうが利益であるとしか思われない。
— 寺田寅彦 『電車の混雑について』 青空文庫
けれども、所謂「旅行上手」の人は、その乗車時間を、楽しむ、とまでは言えないかも知れないが、少なくとも、観念出来る。
— 太宰治 『『井伏鱒二選集』後記』 青空文庫
会社の方はまるで喰い違ってるし、砂利は世間が不景気でコンクリ建築が少ねえから売れねえし、乗車賃が高価過ぎるといってバスは客が乗らねえし――」「そんなことになってるのか」 啓司は吃驚して弟の方を見ました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
電車の乗車時には、先に降りる人を待つのがマナーです。
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駆け込み乗車は非常に危険ですので、絶対にやめてください。
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バスに乗車した際、ICカードの残高が足りなくて慌ててチャージした。
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