巧者
こうしゃ
形容動詞名詞
標準
cleverness
文例 · 用例
かくてこそ、かの成巧者達が、大抵頸の硬い中庸主義者であり、殆んど理論なくカンでばかり体験し、苦労を咬み殺した人達であることが分ります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
大きいトランクを二つ持つて、お土産物も沢山棚に積んでゐる此の男は、神経が太くて、まづまづ彼の親戚間では成巧者であるのに相違ない。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
よく訳のわかった巧者な実験家の教師が得られるならば中頃の学級からやり始めていい。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
鮨の食べ方は巧者であるが、強いて通がるところも無かった。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
わたしの予想通り、老人はなかなかの見巧者であった。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
「あなたがいくら巧者なことを仰っしゃっても駄目ですわ、この噴水には水の仙女が一人も現れていませんわ」「そらまた始まった」 ロジャー氏は苦笑して横を向いた。
— 岡本かの子 『噴水物語』 青空文庫
巧者なのは眼で漕ぐ。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
」二十一 旭 幾度か水火の中に出入して、場数巧者の探偵吏、三日月と名に負う倉瀬泰助なれば、何とて脆くも得三の短銃に僵るべき。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
作例 · 標準
彼の交渉における巧者ぶりは有名で、どんな難題でも有利な条件を引き出す。
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熟練の職人が見せる手さばきの巧者には、思わず時間を忘れて見入ってしまう。
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その脚本家はセリフ回しの巧者として知られ、登場人物の感情を繊細に描き出す。
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標準
clever person (in a particular field)
作例 · 標準
彼は政界きっての策士であり、根回しにおいては並ぶ者のない巧者だ。
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将棋界において、彼は中盤の受けの巧者として若手棋士から恐れられている。
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「さすがはお料理の巧者ですね、冷蔵庫の余り物だけでこんなに豪華な一品ができるなんて」
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