貫禄
かんろく
名詞頻度ランク #24569 · 青空 262 例
標準
presence
文例 · 用例
いわば、首席の貫禄がないのだった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
そこに映り出る青年があまりに若く美しくして先生と呼ばれるに相応しい老成した貫禄が無いことを嘆いた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
されば、その鬱情を乗り移らせるのに勢ひ大きな、貫禄のありさうな漢字を好んで書いたものであつたらう。
— 岡本かの子 『私の書に就ての追憶』 青空文庫
それから今までやつた美術品にしても工芸品にしても、一流の定評のあるものばかりで、多分に冒険性を含んだ野心家の「試み」をやられては、折角築き上げて来た芸館の一流品展観所としての貫禄を少からず損ずると、支配人が急に主張し出したといふことも仲介者は伝へた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
家附き娘だけあって、貫禄はあるし、どこから見たって立派な奥さんだわ。
— ―――一幕三場 『春の枯葉』 青空文庫
三十四歳で死したるかれには、大作家五十歳六十歳のあの傍若無人のマンネリズムの堆積が、無かったので、人は、かれの、ユーゴー、バルザックにも劣らぬ巨匠たる貫禄を見失い、或る勇猛果敢の日本の男は、かれをカナリヤとさえ呼んでいた。
— ――馬をさへ眺むる雪の朝かな―― 『碧眼托鉢』 青空文庫
日本画家、洋画家、彫刻家、戯曲家、舞踏家、評論家、流行歌手、作曲家、漫画家、すべて一流の人物らしい貫禄を以て、自己の名前を、こだわりなく涼しげに述べ、軽い冗談なども言い添える。
— 太宰治 『善蔵を思う』 青空文庫
そしてまたこの家の主人に対して先輩たる情愛と貫禄とをもって臨んでいる綽々として余裕ある態度は、いかにもここの細君をしてその来訪を需めさせただけのことは有る。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
作例 · 標準
彼はまだ三十代だが、大企業のCEOを務めるだけあって圧倒的な貫禄を漂わせている。
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ベテラン俳優が舞台に登場した瞬間、その貫禄に圧倒されて会場の空気が一変した。
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長年この道一筋でやってきた職人の背中には、言葉を超えた貫禄が備わっている。
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部長は厳しいが、いざという時に部下を守るその姿勢にはリーダーとしての貫禄がある。
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標準
corpulence
作例 · 標準
久しぶりに会った恩師は、お腹の周りに少し貫禄が出ていたが、昔と変わらぬ穏やかな笑顔だった。
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現役を引退してからというもの、適度な運動を欠かさないつもりでも体に貫禄がついてしまった。
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少し恰幅が良くなって貫禄が出たおかげで、時代劇の殿様役がぴったりとはまるようになった。
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「幸せ太りかな、貫禄が出てきたね」と友人に言われ、少し複雑な気分になった。
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