異言
いげん
名詞
標準
tongues (i.e. utterances or "languages" spoken during instances of glossolalia)
文例 · 用例
思ふに短気にして剛直なる彼を和らげて大過なからしめ家を治むる清粛にして敢て異言なからしめたるもの小石氏の如きは、名士の婦たるに恥ぢずと謂つべし。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
ということは『不思議』の翻訳には失敗がつきまとうということなのですが、ミスがあってもなお〈面白い〉ということが伝わったりわかったりすることは、与太話の類ですが、翻訳とは別に言語差をものともせず異言語間を貫通せざるをえない〈面白さ〉があるのかもしれません。
— ALICE IN WONDERLAND 『アリスはふしぎの国で』 青空文庫
他面において、霊的作用を認める心霊学、霊媒術、あるいは加持、祈祷、占い、異言の類は、科学的に見て明白に根拠のないものと、少なくとも科学によって否定されがたいものとがあるであろうが、人間の道徳生活に直接の関連をもたぬことは同一である。
— 矢内原忠雄 『キリスト教入門』 青空文庫
異言を語ることも一つの賜物であって、ペンテコステの日以来初代教会において多くその賜物が現われた(使徒行伝二の一―一二、コリント前書一二の一〇、一三の一参照)。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
奇蹟的医癒もまた奇蹟的異言に類し、初代教会の時代的要求によりてその能力が一般的に現われたのであるが、神の国の福音のためその必要が減ずるに従って「止んだ」ものと見える。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
奇蹟的異言や奇蹟的医癒は止み、預言や知識は廃れても、愛は永久に絶えることがない。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
へいげんというは東京……学校の御雇講師にて、富豪をもって聞ゆる――西洋人なるが、毎年この別荘に暑を避くるを常とせり。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
昨夕へいげんと両々手を携えて門前を逍遥し、家に帰りて後、始めて秘蔵せし瑞西製の金時計を遺失せしを識りぬ。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4
ウィキペディア
異言(いげん)は、グロソラリア あるいはゼノグロッシア/ゼノグロッシー の訳語で、いずれも、学んだことのない外国語もしくは意味不明の複雑な言語を操ることができる超自然的な言語知識、およびその現象を指す。
出典: 異言 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0