後架
こうか
名詞
標準
toilet
文例 · 用例
頭を撫で、かの紙片を首環に結附け、指にてぐいと押込むとたんに、後架の戸ぱたりと開く。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
そうしてまた意地悪く幾たびでもこの総後架に行当たるには恐れる。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
……大方その同伴は、列車の何処かに知合とでも話しているか、後架にでも行ってるのであろうが、まだ、出て来ません。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
……ただし、紅白の蓮華が浴する、と自讃して後架の前から急に跫音を立てて、二階の見霽へ帰りました。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
」と云つて、また後架へ降りて行つた。
— 牧野信一 『眠い一日』 青空文庫
――厳格もいゝが今度のやうな場合には困ることが多からう――彼はそんなに思ひながらフラフラと後架へ行つた。
— 牧野信一 『熱海へ』 青空文庫
父は、テレたやうになつて後架へ立つて行つた。
— 牧野信一 『熱海へ』 青空文庫
すると法螺忠は、後架へでも走るらしく、やをら立上ると、「あいつは一体生意気だよ。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
作例 · 標準
「すいません、後架はどちらですか?」と彼は尋ねた。
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昔の日本の家屋には、離れに後架が設けられていることが多かった。
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後架を使うたびに、昔の生活様式を想像する。
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